2015年6月2日火曜日

低年齢化する英語教育

現在、小学校では5年生から英語は必修化になっています(教科ではない)。
2020年からはこれを3年生に引き下げ、5年生からは教科(教科書を持たせ、評価対象になる)になる予定です。
昔は中学生からでしたからかなり低年齢化していますね。
民間の英語教室になると、幼稚園生くらいから受け入れているところが目立ちます。
中には2歳から、さらには0歳からというところもあると聞いたことがあります。
もちろん英語はおろか日本語すら話せません。
「授業はどんなことをしているんですか?」と聞くと、「寝かせておいて英語の歌を聞かせたり、保護者も一緒に受けるので、一緒に手遊びしたり、英語で話しかけをしています」とのこと。
まだ会話したり、じっと座ることができないので教材というのはなかなかありませんね。
歌やチャンツ(メロディのない歌)教材で英語に親しむ活動がメーンになります。
将来、英語好き人間に育てるための序章時期とでもいいましょうか・・・。
英会話教室を運営されている方にお話を聞くと、皆さん「英語を小さいうちから習わせたいという親御さんは年々増加している」と言われます。
マスコミなどでも英語の必要性が声高に言われているので、「小さいうちから習わせたい」、「自分は英語で苦労したからこの子にはそういう思いをさせたくない」という親心がそうさせているのかもしれません。
ライティングが出てくる教材は小学生くらいから出てきます。中には幼児向けでもありますが、色を塗ったり、なぞったりが主流です。また別の機会に書きたいと思いますが、最近の児童英語教材は年々進化しているように思います。
小学生向けでも3年生くらいが使うように作られたものはかなりレベルが高いものになります。
物心つかない幼いうちから継続的に学習していれば、おそらくこなせるレベルなのでしょう。
その流れで中学-高校と進めていけばあこがれのバイリンガルは間違いなし!
しかしそこまでいけるのはごく一部という現実があります。途中で止めてしまう生徒が多いということです。
なぜでしょう?
理由は様々ですが、よく聞くのは「小学校高学年になると英語をやめて塾に通いだす」、「部活動が忙しくて英語をやめる」「普段英語を話す機会がなくてモチベーションが保てない」などが挙げられます。最近の子供は本当に忙しいんです。
でも英語が好きなら、好きとは言えなくても少なくても嫌いじゃないのなら、自分のライフ・スタイルに合わせた無理ない方法で継続してほしいと思います。
たとえ教室に通えなくても、子供からでも読める英語のリーダー英語の絵本、英語の歌を聴くなど
どこでもスキマ時間に取り組めることはたくさんありますし、スカイプ・レッスンや夏休みだけの英語キャンプに参加するなども一つの方法です。
ぜひ小さいうちにお父さん、お母さんがともしてくれた英語の種火を消さずにいてほしいと思うのです。
なんか本題からずれてしまったような・・・次回はまた頑張って書きます。

こちらもよろしければご覧ください
幼児の英語教育について



0 件のコメント:

コメントを投稿