2015年6月8日月曜日

中学生向け英語教材を考える

洋書英語教材を販売しているAKブックスです。

よくお客様の英語教室からいただく質問に「中学生向け教材を紹介してください」
というものがあります。
Let's GoSuperkidsなどの児童向け教材を終了した後、interchangeのような大人向け教材では
話題についていけないので間に学生に向いたテキストを使いたいという内容です。



もちろん子供と大人の間、つまり中学生から高校生くらいに向けて作られたテキストも出ています。
しかし外国出版社の場合、世界の英語学習者を視野に入れて作っておりますので、必ずしも日本の中学生に向けて作ったものばかりではありません。
だから選定にも苦労されることが多いと思います。

これまでの中学生向けの教材は4レベル構成が多いです。
これは国の教育制度の違いに関係すると思われます。
日本では中学校は3年間ですが、フランスやスペインなどのヨーロッパは4年間、南米・ブラジルもビッグマーケットだと思いますが、中学(中等教育)は4年間です。
日本と同じ中学3年間は台湾やタイなどがそうです。
中学向け教材といってもテキストには「for teenagers」とか「for young learners」とか表記されている場合が多いです。

現状、日本では中学から英語が正式教科になり点数評価されるので、生徒の保護者も成果を求めるようになると思います。
しかし前述のように、外国出版社は日本だけを考えて教材を作っているわけではないので、当然それは日本の文部科学省が定める要綱に沿ったものではありません。
とはいえ、売れている中学生向け教材を見ると、この内容をスラスラこなせれば、学校の授業は全く問題ない、というレベルになっていると思われます。

日本でよく売れている中学生教材を挙げてみればケンブリッジのConnect,オックスフォードのHeads Up,ピアソンのIn Syncなどがあります。
これらはすべて4レベル構成の教材です。
進度の早い子、英語レベルの高い子にはレベル2からの使用を奨めています。


またオックスフォードの新刊Get Aheadは日本向けに作られている洋書でレベルも3レベル構成です。これだとどの学年でどのレベルを使ったらいいかわかりやすいですね。

最終的には教えられる先生の好み(イラストや写真、ティーチング・ポイント、構成が使いやすいか、副教材の充実度など)によると思います。
選定にお悩みの場合はAKブックスまでご相談ください

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